自費診療(AGA治療・禁煙外来)

自費診療とは

自費診療とは、健康保険や診療報酬が適用されない診療のことで「全額自己負担」になります。そのため、患者様の経済的負担は増えますが、一方で保険診療では扱えないような最新の治療、十分な時間をかけた診療が受けられるほか、会社や家族に知られずに「匿名」で受診することも可能です。診療については個人情報やプライバシーに配慮しながら診療を行いますので、安心してご相談ください。当院で行う自費診療は以下の通りです。

AGA治療

AGAとは

AGA治療

AGAとは、「Androgenetic Alopecia」の略称で、男性型脱毛症(通称:薄毛症)と日本語では訳されます。なおAGAは思春期以降に発症する進行性の脱毛症になります。

症状が進行していくと、前頭部と頭頂部の毛髪が軟毛化していき、次第に細く短くなっていきます。最終的には頭の生え際が後退していき、頭頂部の毛髪が失われてしまいます。主な原因として考えられているのは、遺伝や男性ホルモンによる発毛サイクルの乱れなどです。

日本の成人男性の4人に1人ほどの割合でAGAを発症するというデータもあります。AGAは進行性の脱毛症なので、放置のままだと毛髪の数は次第に減っていきます。したがって早めにケアをしていくことが重要です。

以下のような毛髪の悩みや症状があるという方はご相談ください(例)

  • 家族に髪の薄い人がいて、自分も薄くなるのではないかと心配だ。
  • 抜け毛が気になる。
  • 10代後半から毛髪が抜け始め、髪が薄くなってきた。
  • 額(ひたい)の生え際が後退してきた。
  • 頭頂部の髪の毛が薄くなってきた。
  • 細くて短い髪の毛が多くなり、髪のハリやコシが無くなった。 など

治療について

当院では診察の結果、AGAと診断された患者様につきましては医療機関でのみ取り扱っている服用タイプの「AGA治療薬」を処方いたします。AGA治療薬にはいくつか種類があり、脱毛作用の強い男性ホルモンの働きを抑制して発毛を促進させる「フィナステリド」という成分が含まれている内服薬、発毛効果はフィナステリドの約1.6倍あるといわれる「デュタステリド」が配合されている内服薬などがありますが、患者様の進行具合や症状などから発毛効果の期待できる服用薬、を提案いたします。

なお、AGA治療薬を服用することによる副作用については、性欲減退や勃起不全といった男性機能についての症状が現れることが報告されています。ただその現れ方というのは人によって様々です。このほか薬の種類によっては、肝機能の障害を起こすことも稀にあります。副作用が出たという場合は、服用をやめて速やかに医師へご相談ください。処方の際にも副作用の説明はさせていただきますが、不安があるという方はお気軽にご相談ください。

AGA治療薬の費用につきましては、自由診療ですので全額自己負担となり、保険診療ではないため消費税もかかります。これに診察料も含まれますので、診察料とお薬代を合算した合計額をお支払いいただきます。

禁煙外来

禁煙外来とは

禁煙外来

禁煙外来では、タバコを止めたい方を対象にしています。禁煙治療を行う際は、まずこれまでの喫煙歴をお聞きします。そのうえで患者様に最適と思われる、禁煙補助薬を処方いたします。処方後も定期に通院していただき、経過を観察していきます。その際に生活指導を含めたアドバイスも適宜行っていきます。

なお、タバコは嗜好品に分類されるので、大人のたしなみのように思われる方も一部にいるかと思われますが、喫煙習慣はある種の薬物依存です。タバコにはニコチンの作用がもたらすとされる脳や身体への快感による身体的依存はもちろん、心理的依存(ホッとする、スッキリする、など)も引き起こしているケースが多いです。そのため、禁煙をすることは簡単なことではないのです。

このように、なかなか喫煙習慣が止められないのは、ニコチンのもつ強い依存性が原因です。つまり、ニコチン依存症は治療が必要な病気なのです。禁煙外来では、医師のアドバイスと併せて禁煙補助薬を処方いたします。次こそ禁煙を実現したいと考えている愛煙家の皆様、その願いを当院で一緒に叶えてみませんか。

条件を満たせば健康保険等を使って禁煙治療が可能です

ニコチン依存症は病気であるということが認識されるようになり、一定の条件を満たせば、健康保険等を使って禁煙治療を受けることができるようになりました。
その条件は、以下の4つです。

  1. ニコチン依存症の判定テストが5点以上
  2. [1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数] が200以上 (2016年4月より35歳未満には上記要件がなくなりました)
  3. ただちに禁煙を始めたいと思っている
  4. 禁煙治療を受けることを文書で同意している

≫ 詳しくはこちらを御覧ください。

主な禁煙補助薬

禁煙補助薬には、ニコチンを含まない補助薬とニコチンを補給して徐々にフェードアウトしていく禁煙補助薬に分類されます。主な薬の種類は以下の通りです。

ニコチンを含まない禁煙補助薬
バレニクリン酒石酸塩が主成分の飲み薬(錠剤)
薬の主成分であるバレニクリン酒石酸塩は、「ニコチン切れ症状」(イライラ感や焦燥感など)を軽減するほか、タバコをおいしく感じにくくします。禁煙開始予定日の1週間前から服用し始めます(1日2回食後にコップ1杯程度の水またはぬるま湯で服用)。飲み始めの1週間はタバコを吸いながら服用し、8日目に禁煙を始めます(タバコを自然に吸わなくなったような場合は、8日目を待たず、早めに禁煙に入ります)。服用期間は通常、合計12週間です。途中で服用をやめたりせず、医師の指示どおりに服用を続けてください。
副作用につきましては、嘔吐や吐き気、頭痛、不眠といったことが報告されているほか、抑うつ気分や不安、気分の変動といった症状が現れることもあります。これらの症状がみられたら服用を中止し、医師にご相談ください。
ニコチンを補給する禁煙補助薬

ニコチンパッチ(貼り薬)
ニコチンを含んだ貼り薬です。医師に処方してもらうタイプと薬局などで購入するタイプがあります。1日1回、上腕や腹部、腰背部などに貼ります。ニコチンは皮膚からゆっくりと吸収されます。かぶれを防止するためにも、毎日違う場所に貼るようにしてください。タバコにはニコチン以外にも一酸化炭素などの有害物質が200種類以上も含まれますが、ニコチンパッチにはニコチンしか入っていないので、タバコよりも安全です。なおニコチンの過量摂取を避けるため就寝時は外すようにしてください。

ニコチンガム
ニコチンを含んだガムで、薬局などでも購入できます。このガムを噛むと含まれているニコチンが口の粘膜を通して血液中に吸収されるので、禁断症状が緩和されます。1回の使用量は必ず1個とし、徐々に減らしていきます。ニコチンガムは医薬品ですので、噛み方は普通のガムとは異なります。正しく使わないと効果が現れないばかりか、逆に副作用を招く可能性もありますので、用法・用量通りに使用するようにしてください。

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